楽しめればいいんだよ

「この子にティーチングお願いしていい?」

よく行くお店の店員さんにそう言われた。

話を聞くと男の子がデュエマを始めたのだがまだ分からないから教えてほしいとのこと。

 

特に予定もなかったので僕と知り合いの二人で教えてあげることに。

デュエマ自体は知っているそうで自分のデッキも持っているし、ルールを教えてあげればいいだけなのでそこまで大変ではなかった。

 

どこから教えようか。とりあえずデッキを見せてもらってから考えよう。

出してもらったデッキにスリーブは付いていなかった。

なんて微笑ましいのだろう。

デッキの内容を見てみる。火、水、自然、光、闇、無色

とりあえず今持っているカードを合わせたそうだ。

うん。微笑ましい。

 

 

そこからはサクサク進んだ。男の子は首をかしげながらも少しずつデュエル・マスターズを知っていった。

サポートをしてあげれば戦えるレベルになった。

 

 

「今日の大会に出るんですけど僕にできますか??」

少年は不安そうに聞いてきた。そりゃそうだろう。

今の短時間で教わったことを自分一人でやるしかないのだ。

なんと返事してあげれば彼に自信と勇気を与えられるだろうか。答えはすぐに出てきた。

 

 

「勝てなくても途中で困っても楽しめればいいんだよ」

なぜデュエマをしていますか?と聞かれた『 楽しいから』そう答える人は多いだろう。

それは子供だろうと大人だろうと変わらないただ一つのデュエマの魅力だ。

 

 

大会が終わり少年に感想聞いてみた。

1回戦目で切り札がなかなか引けず、そのまま負けてしまったそう。ちょっぴり悔しそうだった。

だが少年は満面の笑みで「とっても楽しかった!」そう僕に伝えてくれた。

小さな男の子にもデュエマの楽しさを知ってもらえたのだ。

それがただただ嬉しかった。

 

 

 

がんばれ少年。強くなってまた会おうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて、僕も楽しむとしますかね。